【コンクリート技士】骨材の品質について徹底解説

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①細骨材の粒度と空気連行

細骨材の粒度の標準
ふるいの呼び寸法(mm) 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15
通過質量分率(%) 100 90~100 80~100 50~90 25~65 10~35 2~10

細骨材のうち粒径0.3~0.6mmの割合が大きいと空気連行(エントレインドエア)がされやすくなる、一方で0.15mm以下の微粒度の占める割合が大きいと空気連行はされにくくなると言われている

②骨材の不純物が及ぼす影響

骨材中に不純物が一定量存在するとコンクリートに様々な悪影響を及ぼす

不純物には有機物不純物、泥、貝殻等が挙げられる

これらはセメントの水和反応、凝結、硬化、耐久性、強度に悪影響を与える

特に有機不純物(フミン酸、タンニン酸)が多いとセメント中のCa(OH)2と結合し、有機酸石灰塩を形成することでコンクリートの凝結や硬化を阻害する

③骨材の弾性係数

骨材の弾性係数が大きいほど乾燥収縮は小さくなる

弾性係数が大きい→固く変形しにくい→セメントペーストの収縮を拘束する力が働く

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