【コンクリート技士】レディミクストコンクリートについて徹底解説!

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レディーミクストコンクリート

レディーミクストの種類と区分

レディーミクストコンクリート(英語:ready-mixed concrete)は、製造法によるコンクリートの種類で、工場で練り混ぜをしてから打設現場に運送するコンクリートである。

引用:(レディーミクストコンクリート – Wikipedia)

レディーミクストコンクリートには

  1. 普通コンクリート
  2. 軽量コンクリート
  3. 舗装コンクリート
  4. 高強度コンクリート

の4種類があります。

4種類は粗骨材の最大寸法、スランプ又はスランプフロー、呼び強度によって分類されます。

以下にその対応表を示します。

コンクリートの種類及び区分 粗骨材の最大寸法(mm) スランプ又はスランプフロー(cm) 呼び強度(N/mm2)
18 21 24 27 30 33 36 40 42 45 50 55 60 曲げ4.5
普通 20,25 8,10,12,15,18
21
45
50
55
60
40 5,8,10,12,15
軽量コンクリート 15 8,12,15,18,21
舗装コンクリート 20,25,40 2.5,6.5
高強度コンクリート 20,25 12,15,18,21
45,50,55,60

粗骨材の最大寸法

粗骨材の最大寸法は大きいほうが単位水量が減るので良いとされているが、型枠の充てん性も考慮する必要があるため一般的に20,25mmが使用されています。

スランプ又はスランプフロー

45~60はスランプフローの値で、流動性の高いコンクリートはスランプフローを用います。

またスランプは単位水量、単位セメント量、細骨材率等の影響で変化するため、スランプの大小自体は強度に直接影響していないことに注意です。

舗装コンクリートのスランプ規格値は 2.5cm、 6.5cm の2つで硬く練られることが特徴です。

呼び強度

呼び強度は、コンクリートの製造や施工において、生コンクリート工場に発注する際に指定するコンクリートの圧縮強度を指します。この強度は、生コンクリート工場が保証するものであり、設計基準強度よりも高い強度で打設される必要があります。

具体的には、建築物の設計時には「設計基準強度」が設定され、それを基にコンクリートの製造工程で生じるバラつきを考慮した「調合管理強度」が計算されます。そして、その調合管理強度以上の強度を持つコンクリートを生コンクリート工場に発注する際に用いるのが「呼び強度」です。

水セメント比と強度は比例関係にあります。スランプフローで管理する高流動なコンクリートでは
材料分離抵抗性の観点から呼び強度は高くなります。

舗装コンクリートの呼び強度は曲げ強度で規定されており、規格値は4.5(N/mm2)となっています。

レディーミクストコンクリートの呼び方と記号

レディーミクストコンクリートの呼び方

例1)普通 24 12 20 N

  • 普通:コンクリートの種類による呼び方(普通、軽量、舗装、高強度)
  • 24:呼び強度
  • 12:スランプ又はスランプフロー
  • 20:粗骨材の最大寸法
  • N:セメントの種類による記号

例2)高強度 50 60 20 L

上述の通り、呼び強度50N/mm2、スランプフロー60cm、粗骨材の最大寸法20mm、低熱ポルトランドセメントを用いた高強度コンクリート であることを表しています。

セメントの種類による記号

基本的な記号は以下の通りです。

セメントの種類 記号
超早強ポルトランドセメント UH
早強ポルトランドセメント H
普通ポルトランドセメント N
中庸熱ポルトランドセメント M
低熱ポルトランドセメント L
耐硫酸塩ポルトランドセメント SR
高炉セメントB種 BB
シリカセメントB種 SB
フライアッシュセメントB種 FB
普通エコセメント E

 

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