【コンクリート技士】コンクリート製品について徹底解説!

コンクリート製品

コンクリート製品

コンクリート製品とは工場で生産したコンクリート二次製品のことをいいます。

工場で自動化機械化された環境で作成できるため品質のばらつきが少なく、品質管理も容易な点がメリットです。製品種類はプレストレストコンクリートやコンクリートブロック、コンクリート管などが挙げられます。

◆材料

粗骨材の最大寸法は40mm以下とし部材厚の2/5以下、鋼材最小あきの4/5以下とします。水セメント比は50%以下が一般的です。

◆締固め

コンクリート製品の締固めには主に4種類があります。

  1. 振動締固め:振動機(振動台)によって締め固める最も一般的な方法です。コンクリート側溝などに用いられます。
  2. 遠心力締固め:回転によってコンクリート中の余剰水や空気泡を追い出すことによって、加圧締固めより高い強度を出すことができます。回転を用いるので形状が限られていることがデメリットです。コンクリート杭などに用いられます。
  3. 加圧締固め:圧力を加えることで余剰水や空気泡を追い出すことによってより緻密なコンクリートを製造する方法です。コンクリートスラブ製品などに用いられます。
  4. 真空締固め:真空ポンプにより余剰水を追い出す方法です。

このうち振動・加圧締固めは即時脱型方式とも呼ばれ、ブロックなどの小型のコンクリート製品に適しています。

◆養生

常圧蒸気養生は前養生2~3時間後にコンクリートを加湿、加熱して強度を向上させる養生方法で、温度上昇の上限を1時間当たり20℃以下とし、最高温度は65℃とします。

オートクレーブ養生は高温高圧蒸気のなかで養生を行うものでシリカ質微粉末を使用することで高強度なコンクリート製品の製造を可能にしました。このオートクレーブ養生は常圧蒸気養生を終えて、コンクリート型枠を脱型したあとに行います。

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