【コンクリート技士】混和材料の規定

コンクリート構成材料

コンクリート用化学混和剤の規定

各混和材料の解説については別記事を参照してください!

【コンクリート技士】混和材料の徹底解説
混和材料とは 混和材料は「セメント、水、骨材以外の材料でコンクリートに特別な性質を与えるために、打ち込みを行う前までに必要に応じて加える材料」と定義されている。 混和材料は使用量の大小により混和剤と混和材に分けられる。 使用量...

コンクリート用化学混和剤一覧

AE剤 

高性能減水剤 

硬化促進剤

減水剤 (標準形 遅延形 促進形 )  3つ種類がある

AE減水剤 (標準形 遅延形 促進形 ) 3つ種類がある

高性能AE減水剤 (標準形 遅延形 ) 2つ種類がある

流動化剤 (標準形 遅延形) 2つ種類がある

 

コンクリート用化学混和剤の規定

※混和剤は全て標準型とする

ポイント① 減水率:何%単位水量を減少させられるか

各減水剤の減水率

減水剤:4%以上  AE減水剤:10%以上 高性能AE減水剤:8%以上

 

ポイント② ブリーディング量の比:コンクリートを打設後に浮き出てくる水の量の比

各減水剤のブリーディング量の比

減水剤:規定なし AE減水剤70%以下 高性能AE減水剤60%以下

 

ポイント③ 長さ変化比

高性能とつくもの→110以下 それ以外→120以下

 

ポイント④ 凝結融解に対する抵抗性

凍結融解300サイクルにおける相対動弾性係数で評価する

凝結融解によるひび割れとは、コンクリート中の水分が凍結し体積が膨張することによって生じる圧力に負けひび割れが起こること

これの対処法の1つとしてAE剤でエントレインドエアを導入し、微細な空気泡が緩衝材のように圧力を吸収することが挙げられる

凝結融解に対する抵抗性はAE剤、AE減水剤、高性能AE剤にのみ規定され、その値は60%以上である

 

ポイント⑤ 経時変化量

高性能AE減水剤のみ、スランプ6cm以下、空気量±1.5%の規定がある

 

ポイント⑥ 硬化促進剤のみ材齢1日及び2日における圧縮強度比が規定されている

 

化学混和剤中の全アルカリ量

Rm=ma×(Ra/100)

化学混和剤によるコンクリート中の全アルカリ量(kg/m3):Rm

1m3あたりの化学混和剤の使用量(kg/m3):ma

化学混和剤中の全アルカリ量(%):Ra

全アルカリ量は上記の式によって定め、その値が0.30 kg/m3以下でなければならない

 

検査

検査は抜取検査によって試料を採取する

形式評価試験:製品の開発当初に形式評価試験項目を検査する

性能確認試験6か月ごとに1回、性能確認試験項目を検査する。ただし圧縮強度試験は1年に1回

 

コンクリート用化学混和材の規定

フライアッシュの規定

ポイント 未燃焼炭素含有量の目安となる強熱減量の上限値が規定されている

 

高炉スラグ微粉末の規定

高炉スラグ微粉末3000 高炉スラグ微粉末4000 高炉スラグ微粉末6000 高炉スラグ微粉末8000  と比表面積によって4種に分類される

比表面積が大きくなるにつれて活性度が大きくなり、フロー値は小さくなる

 

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